3学期もそろそろ中盤になってきました。そろそろ保育士・幼稚園教諭の先生たちは要録作成に向かっているのではないでしょうか。今回は要録が書けない!どうしよう?とならないための方法について3つお伝えします。OJTで指導した内容を元に書いたので、効果は実践済みです。
要録とはその子の育ちの過程を書いたもの
そもそも要録とは、何かというと、子どもの育ちや指導の過程、結果などを記録した資料です。保育所や幼稚園、学校などで作成され、次の担任や小学校、外部機関などに引き継がれます。要録は、法律で作成することが義務付けられているので必ず書くものです。
要録の主な目的は、次のとおりです。
- 子どもの育ちや指導の過程、結果を記録する
- 次の担任や小学校、外部機関などに引き継ぐための資料とする
- 適切な教育や指導を受けられるようにする
- 学習評価を計画的に進める上で重要な表簿とする
それぐらい大切なもので、大体近隣の学校には担任が手渡しで持っていきます。
要録が書けない、と困る理由
日々生活を共にしている子どもの育ちを書くのにどうして書けないの?と感じるかもしれません。私が考えるに大体この理由なんじゃないかなと思います。まず1つ目は、書き方がわからない。何をどのように書いたらいいのかな?横には5領域みたいな文字がずらずら書いていて一体何に着目したらいいの?とパニックになってしまいます。2つ目は単純に忘れちゃうからです担任も人間なので、その子が今の姿になった過程や理由や育ちの一場面が抜けていってしまうのです。
初めてでも困らない要録の書き方3選
要録の書き方に関する書籍を1冊読む
まずは何でもいいので本屋にいって要録についての本を読んで見ることです。要録の意味や押さえておくべきポイントを知ることで書きやすくなります。また、書籍によっては例として子どもの姿と要録の書き方が書かれていてそのまま引用することができるのでおすすめです。
前年の要録を片っ端から読む
前年の、と言いましたが、園にある要録は片っ端から読むのがおすすめです。言い回しとか使えるものも沢山あると思うので、一人で悶々と考えるより手っ取り早いと思います。それは本で事足りるのでは?と思われがちですが、要録はかなり重要な書類なので、園長・副園長・主任とかがチェックします。そのため、上席者達の色がかなり要録にでます。なので、その色を知るためにも園にある要録は読んだ方がいいです。
個人の記録をつける
初めて要録を書く先生に特にお勧めしたいのがこれです。個人の記録をつける。単純に、入園・進級の頃の姿、1学期の姿、2学期の姿を書いておくのです。そうすると育ちの変化がよくわかるのです。形式はなんでもいいですが、私はこんな感じのものを使っています。
名前 ○○○ | |
生活 | |
遊び | |
その他 |
自分のメモ程度でいいので、気になった姿やエピソードを書き溜めておきましょう。後で見返すと、そういえばあの時・・・と育ちがつながるきっかけとなります。
完成したら・・・
いよいよ要録が完成し、提出し終えたら、来年度以降のために自分の要録をとっておくと良いです。また要録を書く際には、自分の要録を見返して、少しでも直しが無く、スムーズに仕事を終えられるようにしましょう。自分で書き切った要録は大切な財産です。個人情報の流失に十分気をつけ、保管し、自分の仕事に役立てましょう。
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